「は!? 学校を壊す?」


2限目が終わったあとの休み時間。


私は廊下に出てリックと話していた。


リックは朝そのまま私についてきて、かつ私服で校内にいたけれど、よほど彼の影が薄いのか先生さえも気にしていない。


……さすがに薄すぎやしないだろうか。


「声が大きいってば! もうちょっとボリューム下げてよ!」


と言いつつも、彼がそう驚くのも無理はない。


私が彼を廊下に連れ出すや否や、単刀直入に


「この3日間で壊すから。学校」


と告げたからだ。


しかしいくら彼の影が薄いからといって、これだけ大きな声を出されるとさすがに気づかれてしまう。