私は前に進む。 “やり直し”はもうしない。 そう決めたから。 辿り着く場所が殺人犯という枠だろうが構わない。 それが私のやり残したことだし、こうしてここにいられるのはリックが時間を戻してくれていたおかげだから。 リックもきっと飽きている頃だろう。 同じような風景を何度も見て、同じような終わり方をして、また時間を戻して……。 もう嫌だ。 私がそう感じているのだから、私のためにタイムトラベルの能力を使う彼はなおさらそうだろう。 だけど。 一つだけ、わがままを言わせてほしい。