暖かい光が顔に当たったことで少年は目を覚ました。


背後には灰色のブロック塀。


ジーンズから感じるひんやりとした感覚は、家の影となり光の当たらないアスファルトからのものだった。


……やばい。


考えているうちに寝てしまっていた 。


この辺の住民はここで寝ていた自分をどう見ていたのだろうか。


いや。


それを考えても“こんな”自分にとっては時間の無駄だ。


少年はとりあえず立ち上がり、腕時計に目をやった。