真っ暗だったのだ。 真っ暗な世界の中で大きな月だけが輝きを放ち、僅かな光を部屋の中へ送り込んでいたのだ。 どうなっているんだ? 少年は手探りで時計を探した。 月明かりがあるとはいえ、部屋全体が見えるくらいの明るさまでにはならなかった。