ガチャっ!
「入りますね!!」
了解を得ず、部屋へと侵入した。
準ちゃんは目を見開いてびっくりしてたが、お構いなしだ。
ベットに座って頭を抱えている準ちゃんの目の前に座り、目を見た。
すると、思考が追いついていないのか、情けない声で準ちゃんがいった。
「なんで…え、ここに?」
「突然すみません!
でも、私はみんなみたいに頭良くないし、空気も読めないです。
だから、みんなは『一人にしてあげよう』って言ったけど、一人になんかさせてあげません!」
ぜーぜー言いながら、言いたいことをぶっちゃけた。
「他所からきた私が首を突っ込むことでもないし、突っ込まれたくないと思います。
でも、少し過ごしただけで私にはわかった。
そんなすぐに諦めて帰ってくるなんてあなたらしくないです!」
正直自分の口止まれ!って思ってたけどもう遅かった。
準ちゃんはただただ、驚きを隠せないでいる。

