確かに、時間には厳しそうな性格をしてると思う。
「それじゃぁ、どうして。」
その一言をいうともっとみんなの顔が険しくなって、
「それが…『オレが悪いです、申し訳ありません』の一点張りらしくて。」
理由をいわない…か。
ガチャっ
「準ちゃん!!」
疲れきった顔の準ちゃんが帰ってきた。
リビングに入ってくると、
「なんで理由いわねんだよ!!!」
あーくんが、準ちゃんの胸ぐらを掴んで叫んだ。
あーくんはほんとに怒りたくて怒ってるんじゃない。
すごく心配で怒ってるんだ。
わたしにだってわかる。
「ごめん。一人になりたいんだ。」

