「お前……準と新がかまってくれたからっていい気になってんじゃねぇぞ。」 あんな可愛い顔から出たとは思えない、冷たい一言だった。 彼は振り向いて部屋へ戻ろうとした、 「……きに…なっ……わよ……。」 「は?なに?」 「いい気になってなんていないわよ!!こっの、詐欺師が!!!はぁ….はぁ…」 黙って聞いてりゃ、好き勝手いいやがって!!我慢も限界だよ!! 春樹さんはぽかんと口をあけ、立ち尽くしてる。 「……詐欺師??」