『太陽学園の生徒さーん。僕のこと見えてるんでしょ?』

「俺には血だらけの知り合いなんて居ないので!では!」

そして、話せてしまうほどの霊感霊力の持ち主。


『待ってよォ』

「うわぁ!」

目の前に現れる幽霊に驚く。


『僕の話聞いてよ』

「黙れ、血だるま眼鏡。俺は忙しい。そもそもお前らみたいな奴に構ってたらキリがない」

スルーしようとするが幽霊によって拒まれる。

『僕はただこの世の未練を晴らしたいだけなんだ』

「んなもん知らん」

『僕のお願いを聞いてくれよ』

断っても頼み続ける幽霊に空は嫌気が差す。

とうとう空は折れた。