ジャンプボールから始まった。 ジャンパーは俺。 取ったのは氷哉。 氷哉はそのままシュート。 先制点を取った。 「氷哉ナイス!」 「おう!」 チームメイトとハイタッチしていた。 俺らは点をとったらとられて、とられたらとって。 シーソーゲーム?っていうのか? ひたすら繰り返して汗を流していた。 そんななか、俺がシュートを打とうとしたとき。 女子の悲鳴が聞こえた。 いつもキャーキャーやってるから気にしなかった。 「時雨いけーっ!」