「あれを出したの?」
「俺は新庄蓮として書くから、奈々にも平山奈々として書いて…って言ったよ?」
「確かに…。」
「本物だと思って書いて…とも言ったよ。」
「うん。」
「ダメだった?」
「ダメじゃない…。
けど…後日一緒に婚姻届…出しに行けば良かったじゃない?」
「元々今日は何の日?」
「7月7日…七夕で、
蓮と私の誕生日で、
付き合い出した記念日。」
「だからだよ。
一緒に過ごせる誕生日のお祝いには、とっておきのプレゼントを用意したかった。
だって…
俺と奈々、知り合って何年になる?俺が15歳で…。」
「数えたくないよ。」
「付き合ってからも、
俺の仕事で一緒に誕生日を過ごせることはなかったよね。」
「そうだけど…。」

