~~蓮side~~
「(新婦到着しました。)」
俺の心に緊張が走ると同時に、パイプオルガンが奏で始める。
ゆっくりと扉が開き…
光のオーラの中から父と腕を組み、バージンロードを歩んでくる奈々の姿が見えた。
俺の前に来て、奈々さんの父…前社長が奈々の手を俺に渡した。
「蓮くん…奈々を…宜しくお願いします。」
「はい。絶対に幸せにします。」
俺と奈々を巡り会わせてくれた大切な人。
前社長が俺を見つけてくれなかったら、
今…こうして奈々の手を取ることはなかっただろう。
お互いに軽く頭を下げる横で、
俯いたまま既に号泣の奈々。

