中に入ると、中年夫婦と、その間に真っ青な顔をした春日がいた



向かい側にはお母さんが座っている



「皆川さん、柚葉さん。私たちは文也の親です。この度は、この愚息が申し訳ありませんでした。この学校も辞めさせます。本当に申し訳ありませんでした」



春日の両親は深く頭を下げる



「顔を上げてください」



私がそう言うと、春日はびっくりしたように顔を上げた