うーん…暇になっちゃったなぁ


何しようかなと考えていると、さっきみーちゃんが見せてくれた写真をもう一度手に取る


幸せそうだなぁ…


優のお父さん、本当に優にそっくり

みーちゃんのこと、溺愛してたんだろうなって想像がつく


微笑ましくその写真を眺めてると


「ん…」


優くんが目を覚ました


早!


まだ30分くらいしか経ってないけど!


「優、もう起きて大丈夫なの??」


「ん、大丈夫。てか何見てたんだ?」


そう言って私の手の中にある写真を見て目を見開く



「母さんから聞いたのか?」


悲しそうな目で私に尋ねる


「…うん」


「そうか…」


「優、優は私の話、聞いてくれたよね?私も、優の気持ち、聞きたい」


自分の思いを伝えると優は私を抱きしめた


「そうだな…」



そういうと、私を抱きしめながらポツポツと、自分の気持ちを話してくれた