…あ


視線をずらすとふと、目に入ったのは


幸せそうに微笑むみーちゃんとみーちゃんの腕の中にいる赤ちゃん、そして優にそっくりな男の人が写る写真


私が凝視しているのに気づいたらしいみーちゃんはおもむろにその写真を持ってきて、私の隣に座った


「これね、優心が生まれた時の写真なの。この人は私の夫」


懐かしむように写真を眺めるみーちゃん


でもその瞳には悲しみも含まれていて…


それ以上、聞いちゃいけないような気がした