私は、 半分残っているオムライスを、 奥歯で涙を 耐えながら食べた。 その時のオムライスは、 味がしなくて、 まるで、 砂のようだった―――――― 弘人たちに見つからないように ファミレスを出た私は、 ショッピングモールへ向かった。 分からないし、悲しいし、 悔しいよ? でも、だからって 死にたいって思っても、 勇気がでないんだもん。 それに、そんなことのために 命捨てられない。