君と過ごした日

前は一軒家だったけど、二人で住むには広すぎるからって、中学校に近いアパートに引っ越そうってなったんだよね。


「で、高校も一緒だったのか。」


「そうなの!」


「まあ、俺たちは幼なじみで、仲はずっと良かったけど、今は優心もだろう?」


「確かにそうね。初めてあった時は物凄い冷たそうな奴が来たと思ってたわ。」


んー?


「優くんってそんなに冷たいかな?」


皆そうやって言うよね。


「冷たいわよ。」


「何を考えているのか分かりにくいんだよね。あんまり笑わないしね。」


「お前ら…言いたい放題だな。」


うーん…。


「優くん、分かり易いと思うけどな…。それにちゃんと笑うよ?」


「それ、笑美だけよ!私達、未だに何考えているのか分からない時あるもの!」


「あ、あと笑美にしか笑いかけないない時もあるんだよね。」


「お前ら…。」


んー、そうかな…?