君と過ごした日

「はぁ…。うん、まあいいか。」


もう見ちゃってるんだろうし。


「ふふっ。あのね!これが小学生の頃の笑美なのよ。」


あ、ちょっと…。


「蘭華、今はケーキを食べな?」


おおっ。


救世主いっちゃん!


「お前ら、この頃も仲いいのな。」


「んー?そりゃそうよ。家がすぐ近くで、生まれた時から一緒に居るんだもの。」


わたしが引っ越しても、誰かの家に集まったりして、休みの日は遊んでたし。


「いつ引っ越したんだ?」


んーと、


「…いつだっけ?」


「中学入って直ぐじゃなかった?」


おおう、そうだった。