君と過ごした日

「あ、わたし蘭ちゃんの番になる前に、トイレ行ってくる!」


「ああ、気をつけろよ。」


「慌てすぎてコケないようにね!」


「そこまでドジじゃないよ!」


もう!


とりあえず急がないと…。


────────────────


「フゥ…。思ってたより混んでたなー。」


―フラッ


「…っ?!」


うそ…、もう限界…?


「お願いだから、最後まで、もってね…。」


せめて、借り物競争が終わるまででいいから。


「はやく、もどろ。」