君と過ごした日

「────。…それでは皆さん、大きな怪我のないよう、楽しんで下さいね。」


はぁ…、話長いよー。


「…おい。」


「ん?どうしたの、柿原くん。」


「体調は?大丈夫なのか?」


「あー、大丈夫だよ。」


少なくとも今は、ね。


まぁ、そんな事言って、またあんな顔させるのは嫌だしね。


「…、無理はすんなよ。」


「ふふっ、うん。ありがと!」


…楽しい体育祭の始まり。


そして、ある事へのカウントダウンも始まっていた。