君と過ごした日



…貴方に私の声は届きましたか?




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「う、ん…。」


「澤田?!」


誰…?


「笑美ちゃん?目、覚めたのね。良かった。」


「柿原くん…、榛ちゃん…。」


私…、どうしたんだろう?


「過呼吸よ。…ストレスの溜めすぎね。」


ストレスか…。


「授業終わって帰るからって迎えに来たら、過呼吸で気を失ったって聞いて、焦った。」


そっか、そんなに気を失ってたんだ。


「柿原くん、側に居てくれたの…?」


「当たり前だろ。本当に心配したんだぞ。」


「ん…、ごめんね。」