君と過ごした日

―ガラッ


「っ…、はぁ。」


「あ、やっと来た!もー、笑美ちゃん忘れてたでしょう?」


「ごめんなさい…。でも急いで来たんだよ?許して、榛ちゃん!」


「…走ってない?」


「うん、大丈夫だよ。」


「なら、許してあげる。」


「やった!ありがと、榛ちゃん!」


榛ちゃんは、青井榛名~アオイハルナ~って言って、保健室の先生。


優しいから、男女問わず皆に好かれてる良い先生。


訳あって、一週間に一度は保健室で過ごす私にとって、榛ちゃんは姉みたい。


お姉ちゃんが居たらこんな感じなのかなって、ずっと思ってる気がする。