君と過ごした日

「“幸せの訪れ”か…。」


わたしは、今で充分幸せだけどな。


凄く優しい人達が周りに居るんだもん。


幸せじゃない方がおかしいよ。


「彰さんは、」


「ん?優くんどうしたの?」


「彰さんは、家族だから、笑美がもっともっと幸せで溢れて欲しいって思ってるんだろうな。」


「…そっか。」


そうだね。


だってわたしも、お兄ちゃんには幸せであってほしいもん。


「えへへ。次に会った時、ちゃんとお礼言わなきゃ。」


そうだ。


「携帯に付けとけば、いつでも見れるし無くさないよね。うん、そうしよ。」