君と過ごした日

だからこそ、傷つけたくない。


「お兄ちゃん。」


「…分かった。帰ってから直ぐに確認とるから。」


「うん!」


「それじゃあ、また連絡する。」


「うん、わたしも。」


これからは、いつでも連絡がとれる。


だから、何も怖くない。


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―カチャ…


「あら、笑美ちゃん。話したいことは全部話せた?」


「うん。ちゃんと話せたよ。」


…あれ?


「これ、」


「ん?」


見たこと、ある…。


「なあに、それ?」


「わ、分かんないけど…。でも、見たことあるの。」


でも、どこで見たんだろう…。


「手作りみたいね。」


「優くん、これ何か知ってる?」


とんぼ玉…かなぁ。