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ううん…。
キィとわたしの座ってる椅子が鳴る。
んー!!!
「…そんなに気になるなら、下に行けばいいのに。」
「うっ。」
でも、ね…。
「颯さん、わたしに聞かれたくないみたいだったから。」
「でも笑美の話だろう?」
「ん、そうだとは思うんだけどね。」
でも、違うんだよ。
「無理矢理聞くのは、違うの。」
何が、って言われたら上手く言えない。
でも、違う。
「そうか。」
「ん。」
颯さんたちの事だもん。
きっと話してくれる。
「笑美、」
「んー?なぁに?」
「こっち、おいで。」
わたしのベッドに座ってる優くんは、隣をポンポンと叩く。