「わたしを、」


これは、わたしの我が儘、だけど。


貴方は叶えてくれる。


それが、わかっているから。


「わたしを、掴んで離さないでっ。」


だから、これがどれだけ貴方を苦しめるか考えずに。


願うの。


「…っ、当たり前だ。」


貴方のその、優しさに。


甘えるの。