君と過ごした日

そこに書かれていたものは、今のわたしにはとても重く。


そして、残酷だった。


『一つ目は笑美ちゃんの、お父さんとお母さんについて
笑美ちゃんのお父さんとお母さん、事故で亡くなったって伝えたでしょう
その二人は本当の親ではないの
本当のお父さんたちはね、笑美ちゃんを、捨てたんですって
この事はね、本当の親を見つけてから、必要なら伝えようと思ってたの
伝えて、貴女が傷つくのが嫌だったの
駄目ね
もしかしたら、笑美ちゃんは知りたかったかもしれないのに』


これを、おばあちゃんは背負っていたのかと思うと、辛くなる。


『笑美ちゃんの本当のお父さんたちは、生後まもない貴女を路地に捨てていたらしいの
それを、見つけたんですって
生まれた日付け、名前を書いた紙を握りしめた貴女を
莉絵、貴女を育てたお母さんたちは、笑美ちゃんをとても大切にしてたわ
初めて見た時、本当の親子だと思っていたもの
実の親についてはショックかも知れないけど、莉絵たちが笑美ちゃんを愛していた事は、わすれないでね』


莉絵、わたしを育ててくれたママの名前。


わたしが5歳くらいだろうか。


それくらい幼い時にパパとママは死んだらしい。


それは、前におばあちゃんに聞いたことがある。


でも、パパたちと写ってる写真なんて無くて。