―ガチャ
優くんの隣の部屋のドアを開ける。
ここが、わたしに割当てられた部屋。
家具は、家から持ってきたもの。
―ギシ…
ベッドに腰掛けると、小さくスプリングが鳴る。
机の上に置いてある、白い封筒。
それを持つと、わたしの心境を表しているかのように、ズッシリと、重い。
開くと出てくる、見なれた文字の羅列。
「笑美、ちゃんへ…。」
ああ、緊張する。
読み進めると、ふと気になる一文。
「伝えて、謝らないといけない?」
そんなもの、
『笑美ちゃんに、隠していたことが二つ、あったから』
足先が、冷える。
手が、震える。
―カサ…
部屋には、紙をめくる音だけが響く。
そして、わたしは、
「…っ、」
息を呑む。


