君と過ごした日

「っ?!あ、ああ。今行くよ。」


わたしが入ってきたことにも気が付かないくらい何かに集中していて、凄くびっくりしていた。


それに、何かを隠した。


でも聞かない。


優くんがわたしに話さないって事は、知る必要がないか、わたしに関係あり過ぎていて知るのに覚悟が必要か。


まあ多分、後者なんだろうな。


隠すって事は、そうなんだろう。


「?どうした、笑美。」


「んーん。お腹空いただけー。」


それなら準備をしよう。


どんな事も受け入れる準備を。


「おかえり、親父。」


「ただいま、優心。」


「ほら、早く座ってちょうだい。」


「お、美味そう。」


「でしょー?愛衣さんと頑張って作ったもんね。」


「ふふ、さあ、食べましょうか。」


「「いただきます。」」


おばあちゃん以外と夕ご飯を食べることなんてあまりなくて。


それも、おばあちゃんが亡くなってから、こうして誰かと楽しく食べられるだなんて思っていなかった。


ここに来れて、良かった、と。


そう思いながらわたしはご飯を食べた。