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「んー、だいたい片付いたね。今日はこんなもんかな。」
あとは、ゴミを出すだけかな。
「それじゃあ、帰りましょうか。」
「笑美は、こっち。」
ああ、そうだ。
道間違えるとこだった。
「じゃあね、笑美。」
「今度服でも買いに行きましょ。」
「うん!ばいばーい!」
さーてと、帰りますか!
「…笑美、」
「なあに?」
「これ…。」
険しい顔で優くんに渡されたのは封筒。
「表に何も書かれてなかったから、確認の為に少し中見た。おばあさんから、笑美への手紙だったよ。」
おばあちゃん、から…。


