君と過ごした日

「ま、いっか。着替えが無いよりはましだもんね。」


さて、と?


リビングは、こっちだったよね…?


―ガチャ


「あの、お風呂あがりました…。」


「…ブッ!!」


…?


なんで優くんは吹き出したの?


「あら!似合ってるわね〜。優ちゃんのでごめんね?笑美ちゃんに合う服のサイズ無くてね。でも下着は新品だから安心して履いてね!」


あ、これ、優くんのだったんだ。


そりゃ大きいに決まってる。


「な、んで笑美がそれ着てんの…。」


「着替えが無かったんだ。可愛いから良いじゃないか。」


「そーよ!ほら、貴方もお風呂入ってしまいなさいね!あ、笑美ちゃん、アイス食べない?美味しいのあるのよー。」


…愛衣さん、やっぱりお話のテンポ早い。


「食べる…。」


アイスの魅力には勝てない…。


例え太ってしまうとしても!!!


「ふふっ。はい、どうぞ。」