君と過ごした日

「うん!お願いしてもいいかな?」


「別にいいわよ。どうせ暇だもの。」


「ケーキは?」


「あ、ケーキはね、大丈夫。時間ちゃんとしたから。」


「ん?自分で作るんじゃないのか?」


「考えてみなさいよ。バイト終わって作ろうと思っても、家にはおばあちゃんがいるでしょう。」


「笑美は、直前までのお楽しみにしたいんだよね?」


そうなの。


作ってあげられないから、その分ワクワクさせたいなって。


「そうか。…じゃ、プレゼントは任せとけ。」


「うん!お願いします。」