君と過ごした日

ん…?


「でも夏休みは補習あったら無いようなものだよね?」


「ふふ…」


お?


蘭ちゃんが不敵な笑みを。


「あー、補習免れたんだって。詳しい事は、同じクラスの優心が知ってるんじゃない?」


「…何故わたしが知らなくて優くんが知っているのか!!!」


「知らね。たまたま近くに居たから?」


優くんがげんなりしてる。



「優くん、蘭ちゃん相手にするの疲れた?大丈夫?」


「ちょっと笑美。それどういう意味よ」


あらやだ、失言。


「ま、とにかく。蘭華は補習免れたわけだし、無事海に行けるね?」