地味子の正体



プルルルル


「もしもし。お父様?」

「なんだ麗華」

「黒木財閥を潰してちょうだいっ!」

「な、なにを言っているんだ?!」

「どうしたの?」

「無理に決まっているだろう?」

「な……んで…………?」

「黒木財閥は世界一の財閥だぞ」

「う……そ……」

「オマエ、黒木財閥の令嬢に
何もしてないだろうな。?」

「ゔっ……「ちょっと変わってくださる?」

私は西川から電話を受け取り
西川社長と話した。


「お電話変わりました。
黒木財閥の令嬢。黒木渚です」

「もしもし。西川です。
どうかなさいなしたか?」

「私はあなたの娘さんに
イジメられました」

「そ、それは大変申し訳ございません」

「いいんです。
西川財閥を潰させて頂きますから」

「そ、それだけはっ!」

「もう……遅い」

ピッ!


私は電話を切った