ベットから降りて、カーテンを開けると朝日が広い海に映っていてとてもきれいだった。


ガラガラ



「おはよう遥ちゃん、点滴をうつわよ。」


6時30分ぐらいの時間になると、看護士さんが点滴をうちにくる。



「遥ちゃん、今日も車椅子でお散歩行きましょうか。」



「先生、私はひとりで散歩に行きます。」



「でも、危ないからだめよ。」



先生の言葉なんか無視して私は車椅子に乗り、病室を出て行った。


エレベーターに乗り閉じるボタンを押そうとしたとき、待ってと声が聞こえた。



私は急いで開けるボタンを押して
誰かが入ってくるのを待っていた。