言葉を吐き捨てるように言った空



不機嫌そうにまたスマホを弄る



彼方「…大きな問題と言えばこのくらいです
伊織、何かあるか?」



伊織「あぁ。…ここのところ族が潰されてきてるんです」



都兎「……どうゆうことだ?」



蓮磨「誰ふり構わずってことか?」



伊織「いえ。
正統派の族は潰されてはいません

しかし、正統派だと思っていた族が悪政していて潰された。とのことです」



斗真「それは誰に、だ?」



伊織「それは…」



空「最強と呼ばれ、裏ではかなり有名。
一匹狼の刹那。」



彼方が言おうとしていたことを遮り、言う空



秋良「それ、聞いたことある。


9年前突然現れ、小さな身体でどんどん潰してくって奴。

決して仲間は連れてこないし、必ず1人で族を潰す刹那。

だから一匹狼って呼ばれてるらしいぞ?」



…刹那か。



俺も聞いたことはあるけど会ったことはねぇな…



瞬也「空、知ってることは?」



空「……性別は恐らく男
容姿は白髪で右が銀で左が赤のオッドアイ
身長は大体160前
利き手は右

かなり頭がキレるため、頭脳戦ではあんたらにはまず無理
しかし、体力的にも肉体的にもあんたらは全く敵わない

強力な情報屋と繋がりがあり、調べることは不可能


よって、話を聞くことも捕まえることも不可能。以上。」



早口で持っている情報を全員に言う



…また調べたのか。