??「お前らこんな時間にこんなところで何してんだ。
後ろの女は小学生だろ?お前は…中学くらいか。

なんだ、家出か。行くあてはあんのか?」



勝てない…



一瞬で分かった。こいつには敵わない…と。



和月「…だったらなんだよ!
行くあてはねぇよ!!

お前には関係ねぇだろ!」



けど、俺は反抗するように怒鳴った



??「ふーん。
だったら家、貸そうか?」



は??



意味がわかんなかった



街で偶然あった見ず知らずの俺らに家を貸す?



??「怪しいとか思ってんだろ?

別にいいけどよ。
後ろのこ、もう眠そうだけど??」



こいつに言われて後ろを向くと亜月はもう今にも寝そうなくらいだった



亜月を野宿させるわけには行かねぇし、仕方なくこいつについていくことにした



??「ここ。好きに使え。」



マンションの二階の部屋。



好きに使えって広すぎだろ……



俺ら2人にはでか過ぎるくらいの部屋だった



??「あ、そう言えばお前らの名前は?

ちなみに俺はソラな。」



和月「…俺は和月。あいつは妹の亜月。」



ソラ「へー。亜月に和月な。お前らいくつだ??中学と小学だろ?」



和月「俺は13で中1。亜月は8歳の小3だ。

ソラは??」



ソラ「俺は14だ。
まさか和月って遊中?」



和月「え?なんで知ってんだ??」



ソラ「だってさっきあいつら倒してただろ??
チャラそうなやつらとか。

それに俺、遊高に入るし。」



和月「はっ!?マジ!?」



ソラ「あぁ。まじまじ。」