天「…武器とかって持ってった方がいいんすか?」



…まぁ、一応仕事だし?



行くっていったからには行くけど…



龍海「持ってかなくていい。
一気に2つの仕事をさせるのは違反だからな

暫くは殺しの仕事はなしだ」



「「「は?」」」



今なんつった…?



'暫くは殺しの仕事はなしだ'?



響「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
何言ってんすか!?

卒業まで殺しの仕事がない!?
マスターふざけてんですか!?」



龍海「いや、ふざけてない。

殺し屋は裏だけじゃ生きてけねぇんだ
表のことも知っとく必要がある


殺しをやりながら学校に行ったって今までと変わりがない
だから殺しは禁止だ。」



響「じゃあっ!罪だけにやらすんですか!?」



龍海「…そうだな。」



なんでっ!



そういいたいのにマスターの真剣な表情をみて言葉を呑み込んだ



響「…わかりました。

……すみません、時間まで俺寝るわ」



ガラッピシャッ



自分の部屋に入ってベッドに寝っ転がる



大体のことは理解できた



高校に行って卒業すれば正式な殺し屋になれる



それまで我慢すればいいだけ。



…簡単なことだ。



そう自分に言い聞かせながら俺は眠りについた