「おい結苺。帰るぞー。」

『はいです!』

「結苺じゃーね♪」

『また明日です!』

校門を出ていつもの道を帰ります。

「あいつも本当結苺好きだよなー!」

そうにこやかに話す裕君。

『ありがたいですね!!嬉しいですよ♪』

「そ〜言えば今日の終電は遅いらしいぞ。」

『そうなんですか?何時くらいなんでしょう?』

「わかんねぇけど遅いらしい。
結苺の母ちゃんもかえれるんじゃねぇ?」

『そうですね!』

私のママは遠くで勤務していて
終電に間に合わないことがあるのです!

でも間に合いそうで良かったです!

「でも柏木もさあ、もうちょいて加減するべきだよ。あんなにギューってされて苦しくないのか?」

『苦しいです!でも嬉しいです!』