全ては忘れ物から


教室に来てみたけどさっきの人は


居なさそう。


誰かに渡してもらうしかないっか。


でも名前分かんないんだった…。


もしかして教科書に書いてあるかも。


あったあったー!


2-3山田優河


優河君って言うんだ。


そういえば私って話せる子居なかったー…。


なるべく話しやすい子に頼みたいけど


そう簡単には……居た!


「あのすいません!」


「はい?」


急なのにその子は可愛らしい笑顔で


私に答えてくれた。


「山田優河君にこれ渡してくれませんか?」


「優河に!?」


優河って名前を出した瞬間にその子は


目を大きく開けびっくりしている。


「駄目でしたか…?」


「駄目では無いんだけど…彼奴モテるからさ」


「あっ!女子の視線が気になりますよね…」


「でもこんな可愛い子に頼まれたら断れないし
 来たら渡しとくね!」


私なんかのために…優しすぎる。


しかもお世辞まで(泣)


「ありがとうございます…!」


「うん。じゃあね!」


綺麗な子だったな~。


私もあの子みたいに産まれてたら…。


友達も彼氏も簡単に出来てたろうな。