「優
久しぶり」



次に動き出したのは、生徒会長

何気安く俺のこと呼び捨てっちゃってんですかね。
生徒会共もそろそろ動き出すかなー?と思いながら目を向ける



「お久しぶりデス
呼び捨てはおやめください」

「ぁー、じゃあ三春でいいか
三春、よく分かったな」

「いえ、ほんとに勘ですよー」



あの生徒会やらないか?の発言以外はまたもだった生徒会長さんは俺の中ではいい人の部類に入っている


きっと、あの発言だって文句たれてた会計さんと副会長さんを抑えるためのものだと思っています

そんな会長さまは俺のことをじーっと見つめるだけ



なんだ、にらめっこかと俺も睨むこと数10分




「ハッ!!優くん、俺のことも覚えてますか!?
君のことを愛してやまない花園要です!」

「愛してやまないのは知りませんが、副会長は覚えています、危険人物なので近づかないでください」

「そんなっ
僕がこんなマリモに優しくしていたのは王道的に行けば優くんともう一度会えると思ったからだったのに!!」

「ワァー、ソーデスカー
ドウゾ、マリモクンヲアイシテアゲテー」



思わず片言になってしまった

だって、副会長の発言に衝撃受けてんすけど!!


何!?フラグは折られてなくて、むしろ俺にバンバンたってたの??知らなかった……

知りたくもなかった




この様子じゃー、他の生徒会が惚れてるなんて……都合のいいこと起こってなかったりすんのかなー



「編入生ちゃあん!
俺のことも覚えてるぅ?
俺だってぇ、編入生ちゃんのクラスに転入生来たって聞いてぇ、妬いてもらうついでに会いに来てたのにいなかったから寂しかったァ!!」

「覚えてますよ、会計
うっとおしいので、その喋りやめてもらっていいですかね
あと、勝手にさぼって仕事放棄するような生徒会には会いたくないので、今日が最後だと思ってください」



なんか胃が痛くなってきた

なに?嫌がらせ?


神様ってば高笑いしながら俺のこと馬鹿にしてない?ねぇ???



会計も副会長も会長さんもこの様子じゃ、他のメンバーはどうなっているんだろうか



「三春くんっ!!!久しぶりー!!
今日はひろくんも連れてきたよー!!」

「わぁー、爽やかな会計さん!!
お久しぶりですーその方は彼氏さんですかー?」

「そーだよー!!!」



目の前でぶんぶんとしっぽを降ってくれるのは可愛い癒しな会計さん

高身長ワンコで、美味しいのだ



立派な常識人な彼は会長さんよりも好感が持てるかもしれない

そしてこの様子から見ると、会計さんは別に堕とされてはいない様子
良かったー



そして、問題はこの無口さん

この方は墜ちているのだろうか?




「よ…ろしく
…うちのとは?」

「よろしくお願いします
お宅の会計さんとは変な関係じゃないので自由にいちゃついてくださいー」

「ありがとう。
三春くん…かーいい」

「わぁー、ありがとうございます
むしろその可愛いはどうぞ、爽やか会計さんにあげてください!」

「分かる、ありがとう」

「いえいえー
こんなにヒントくれれば分かります!!」




可愛い可愛いこのワンコさんに惚れた会計さんの気持ちが分かる

めっちゃ可愛い


まぁ、王道的な無口君じゃないのでよかった
それにしても、王道的な無口君でも分かったとは思うけど…



ほのぼのと癒しかっぷるさんを撫で回している俺

あぁー、嫌がることなく嬉しそうな顔をする2人


秋さん達は慣れたのか何も言わないが、会長達は何か言いたげだ

むしろ副会長と会計は突っかかってきそうな勢いだ




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ここまで読んでいただきありがとうございます!!

あっさりですが、一応みんなの名前の読み方と大体のキャラを書いておきました


分からなくなれば見てくださいっ!!




こんな拙い文ですが、楽しめるよう頑張るので良ければお付き合い下さい!!!!