「ふわぁ〜、ゆうちゃん?
おはよお〜」

「おはよう、雲丹」



踏まれたことで起きたのか、雲丹も目覚める


あとは、海深と水輝だなと思い、となりあって眠る2人を同時に揺する



揺すりながら、この2人だけとなりあって寝るとかなにそれ萌え!!!!と、心の中ではわめきつつ、顔面は無を保っていた


だんだんテンションがあがり、揺さぶりも激しくなる

ヘドバンしてきた気なったが、なんかいろいろ痛い子として見られそうなのでやめとく



「おーきーてー!!!!」



俺の一言でやっと起きたのか、水輝と海深は飛び起きた

揺すっている時に起き上がられたので、滑り落ちた手の勢いは止まらず、顔面から床へおはようのチューをしてしまったのは恥ずかしかった



「わっ、優ちん大丈夫!?
怪我しとらん?」

「してないよー
ただ、忘れていただけると嬉しい」



いい笑顔で笑いかけてやる
無言で、忘れろと威圧してやるのだ


水輝は何が起こったのか分からず、ぽけーっとしている
可愛い。マジ水輝可愛い。



「う、うん!忘れるから!
忘れるからその笑顔やめて!!!怖いわっ!!!」

「ハッ!!!
うん、辞めるから忘れてね
ほんと、恥ずいわ」



顔を手で抑えながら、秋の朝ごはんを待つ

いい匂いがしてきたのでそろそろかっ!と浮き足立ちつつ椅子に向かう



「優、飯できたぞー」

「わーい!!!」



子供のようにはしゃぎながら、朝飯を受け取りに行く


バタートーストに、サラダとベーコンエッグ

いいお嫁さんになるよあんた、と思いながら目の前の朝食に食いついた