「そーかー?優ちんめっちゃフラグ建ててると思うでー?」

「なに!?嘘だろ!?嘘だと言ってくれぇえええええええ」



数分ほど嘆き続けた

だって、俺めっちゃ頑張ってんもん……ぁ、もんとかきもい



「優ちん、ここはアンチ王道ばっかやから……諦め……」

「ぇ、なに。
じゃあ、俺は王道的なフラグの折り方したら逆に立つと?この世はクソゲーか?クソゲーなのか?」



力説しながら海深に泣きついた



「んー、そんなことは無いんやけどー
ほら、優ちん可愛いやん?もうフラグ建ったようなもん?」

「嫌だぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」



あー、喉痛い……
でも、まだ叫んでる俺

秋にチョップされて初めて落ち着いた



「大丈夫、優のフラグは俺も折っていくから」

「ありがとう、ありがとう」

「あっ、俺も頑張るでー!!!
生徒会なんかに優ちん渡さへんもーん!!!!」

「海深もありがとー、あー、可愛い。
水輝可愛い。海深も可愛い。」



なんかもー、わんこな海深も可愛く見えてきた
水輝が可愛いのは常識だから。うん。


隣で雲丹が俺のことすごい目で見てくるのとか知らない

雲丹は可愛くないよー、可愛いと思えないよー
ギャップがないよー


ギャップ萌は美味しいのに……

雲丹ってばもったいないなー



あ、秋さん可愛いから、オカン男子とか最高だから

しゅんとしたときとか、可愛いから
萌えるよ?ふふふっ



1人現実逃避に全力で走っていく


可愛いと、愛ででいる俺をさらに愛でてくるこやつらはスルーしておいた