「ごちそーさんです」



みんなより一足遅くやっと弁当を食べ終わった
別に少食って訳ではないが、食べていく量が少ないだけ



「美味しかった?」

「うまかった!」



今日のお弁当当番の秋に問われ、全力で頷いた

めっちゃうまかったよ!



「秋、嬉しそう」



すやーっと、居眠りしてるように見えた水輝が唐突に呟いた


思わず、バッと水輝の方を振り向く



「起きてたの!?」

「んー?いつもこーだよー
みんなの話聞こえてる」

「そりゃ初耳なりよ」

「フフッ、驚く優可愛い」

「あ、ありがとう」



水輝の方が可愛いわ!!と思いながら頭をなでる

普段は身長的なアレで撫でれないが今は机に突っ伏している水輝は撫でやすい



「あ〜、めっちゃ天使が見えるわ〜」

「分かるわー、あんなん可愛すぎて俺思わず抱いちゃうわー」

「やっぱりぃ-、さすが海深さん〜」

「そんな雲丹さんこそー」



天使って水輝ですか、水輝ですよね


可愛いですよね、思わず抱きしめたくなるよね

わかるよ!俺もわかるよ!!!!



「……はぁ」

「な、なにさ?秋?」

「いやー、相変わらず鈍い野郎だなっと」

「鈍いとはなんだこんにゃろー!
常日頃フラグを建てないために頑張っているというのにそんな俺が鈍いわけなかろう」




はっはっはー!と、高笑いしながら水輝のほっぺをいじる

キモチー

どんなんしたらこんなモチモチになるんだ!!!!



ちなみに常日頃フラグを建てないために頑張っているというのは本当だぜっ


ただ、生徒会は予想外だがなっ!
あれ辛いっ!


あ、あとストーカー!!!!

あれもいつのフラグだよ!
むしろ建ってもなかっただろ!!!!



ちくしょっと、どんなんしたらこんなモチモチになるんだ思いながらも相変わらず水輝のほっぺをいじり続けていた