「優、そろそろご飯食べに行こ」

「ぇ……水輝の手に持ってるものはなにかな?」

「…おやつ?」



???と2人してはてなを頭の上に浮かべながら首をかしげる


水輝が持っているのは大量のパン(俺からすれば大量なだけで実際は5個ほど)



それをおやつと言ってのけた水輝

思わず海深と雲丹に助けを求めた



「優ちんー気にしちゃ負けよー」

「そ〜よ〜、水輝はそんな子なのよ〜」



ふむ、そんなものか……

納得したいけど!けど!
納得しがたい!!!!



じとーっと、水輝を睨む


それを見た水輝は??とまた首をかしげるだけ

クソッ、可愛いなコノヤロー!!!!


少しぷりぷりしながら弁当を取り出す

萌えすぎてテンションがおかしいんですよ!



「あ、今日どこで食べんの?」



ふと、今日はどこで食べるのだろうかと思った

俺たちは毎日定まった場所では食べなくて、食堂だったり、保健室だったり屋上だったり、中庭だったり、裏庭だったりと割と自由に食べている




「今日はここでえーやん!」

「そ〜ね〜
移動もないし、教室でいいんじゃないの〜?」

「うー、らじゃー!」



弁当を取り出して、立ち上がってた俺はまた椅子に座り直した

机を班のような形にして海深だけ誕生日席。


珍しく、教室で食べる俺たち。


初めてかもしれないと思いながら、弁当を開けた