とりあえずーとか、まあまぁを使いなんとか問題児2人を教室まで押しやる


お前達の勘のよさには僕、怖いですよ



『優(ちん、ちゃん)今日はだいたーん♡』



あ、うぜぇ。

とっても仲良く息のあったこの2人


たまに、兄弟か双子かと疑う
てか、従兄弟かなにか?それとも幼なじみ?


なんせ、よくノリが合ってるこの二人楽しそう


「てかさ、優ちん結局生徒会断ったっけー?」

「え…あ、忘れてた」



リアルに忘れていた…

何日前まで覚えてたっけ?
えーと、昨日は覚えてたっけ?

やばいな、それすら思い出せないぞ



「まぁ、優ちゃんが忘れてるなら、ちょうどいいけどねぇ〜
生徒会の顔すら忘れて〜ばんばんざ〜い」

「せやなー、俺も若干ストーカー?に驚いて忘れとったし」



呑気にあははと笑うふたりを見ながら密かに冷や汗をかいていた

この2人が笑っている傍ら秋がどんな顔してるか知らないのだろう…
水輝も気づいていないだろうし…


助けて。


「チッ……俺が断ってこようか」



後ろでぼそっとつぶやいた秋の言葉に驚愕する

どれだけ、俺を近づけたくないんだ


そんな秋を静かになだめ終わると同時に始業のチャイムがなった


1時間目はなんだろうかと、先生を見れば英語


うぅー、眠いヤツーと机にうなだれた