「優ちーん………入らんとってよー??」

「そぉ〜よ?入って欲しくないのよ〜」



はい、ただ今めんどくさい2人にカバディされてます。

きもいです。


生徒会の爆弾発言から、既に30分はたっただろう。

あの発言を聞いた秋を初め、海深と雲丹、まさかの水輝までも俺を担いで逃げてきた

どうしてここまで徹底されてるのか分かんない。


俺の貞操の危機はきっと訪れないさ。


あの副会長はカウントしちゃいけない奴。相手にするとめんどくさいパティーん



「はいはい、てか分かってるよ
だって生徒会ってめんどくさくない?」



何もいいことはないのに、わざわざまとめ役になる理由だよ?ないわ。



「うっ、それがなー、ここの学校ちょっとちゃうねん」



バツが悪そうな顔で、損だけではないというとても気になる言葉を頂く



「えっ、何それ何それ!!!!!もしかして単位免除とか?休み放題とか?だからあの生徒会のんびりしてたの!?」



かなり興奮気味に問い詰める


だって!
休み放題なら、授業中のウォッチングや、お昼寝やりたい放題なんだよ!?
美味しすぎる話だわ!!!!!



「あぁーそんな感じー
テストで点数だけ取れば進級可能やねん」

「なにそれ、すごいいいじゃん!
なんでみんな生徒会入らないのさ」



ここまでお得なんだよ?
不思議じゃない?
確かにめんどくさいのが揃ってるけどそれでももったいないよ!!!



「あぁ〜それにはふかぁ〜い、訳があるのよ〜」



雲丹の意味深発言に耳を傾ける



「生徒会に入れる条件ってね〜全校生徒の10/9の賛成票がいるわけね〜
でも、人数多いし〜みんなの基準も高いからなかなかなれないわけ〜おけ〜?」

「おーけー」




なるほどね、ようは入るまでもめんどくさいんだ