水輝と秋の影に隠れながら必死に気配を消す

やめて。
俺こんなイケホモ集団に囲まれたらもう無理。妄想破裂して耐えれない。



水輝はただの人見知りと勘違いしてるようだが、秋には冷たい目で見られている

いやん。照れちゃう。



「んで、信も要もなんでこんなとこで油売ってんだ」

「だってぇ、編入生ちゃん可愛いんだもぉん!」

「そうですね。優くんの可愛さと言ったら食べちゃいたいぐらい…あぁ、いっそ本当に食べてしまって一つに♡」



恍惚とした顔の副会長と会計。


やめろ、気持ち悪い!!!!!

背筋にぞわっと悪寒が走るじゃないか!!



「優ちゃん〜さすがに同情しちゃうわ〜」

「うん、これは優ちんが可哀想すぎる…」



なんなんだよ!この二人に憐れまれるとかないわ!!



「てか、そんなかっわいい優…?ってどれだよ」



あっ。これ俺がロックオンされた感じ?マジで?

会長!!!!!

僕に興味なんて持たなくていいですよ!!



「あっ!晃くん!これじゃない?」



すごく元気のある声の持ち主に捕まった

やめて。
俺をそんな簡単に持ち上げないで!!!!!
しかもお前たしか書記の受けじゃねぇか!!!!!



「おお!陽ナイス」



あれ、会長まさかのこんな感じ?俺様じゃない感じ?
まーじーでー?



「わーい!褒めて褒めて!!!!!」



あ、こいつすごい身長高いのに受けな理由わかった気がする。


すごいキラキラしてんだ。
そしてすごくワンコ。
でも、やっぱ攻めでもいいと思うな!!



あぁー…てか持ち上げられたままこいつ走ってくぅうううううう!!!!!ヤメレ!俺の内蔵が死n…(チーン


やばい。俺には刺激が強すぎたよっ///とかアホなことを考えながらリアルではおんげろげ



「はいはい、偉い偉い。でもその編入生は置いていこうな。死んでるからな」



俺を心配してると思われる会長の声。


アァッ!
そんな耳元で喋らないでこのイケメンボイス!!



「はーい。ごめんねー、編入生くん。」



あぁー、いいよー!そんなキラキラフェイス許しちゃうー



「…ちょっとうちの優返してください。」



下ろされてホッとしてるところにまたやってきた浮遊感

なに!?と思ったら犯人は秋でした。
秋さん拗ねちやったの?可愛いよ!!!!!



「優…ちょっと静かにしようか
お前さっきから目移りしすぎだからな?気付いてるか?」

「マジで?そりゃーやべぇ。」



ほんとにやばい。
俺の考えダダ漏れとか何それ恥ずい!



「とにかくこっちで避難。」



はーい。と返事をするまでもなく水輝達の方へ帰っていく


あぁー、やっと落ち着ける場所に来たわー

…ありがたや秋さん