副会長の話を聞き逃しながらこの学園の可能性について考える


すると、突然後ろから攻撃をくらった



「ぐふっ…なにこれ」

「もー、優ちん居らんようなったから焦ったー」



どうやら、攻撃の正体は海深のハグだった



「ぁー、ごめん。迷ってた」



一番どす黒いオーラを放つ秋に向かって謝る。

これは、あとが怖いやつだな



「はぁ…とりあえず、見つかったからいいけどさ。
あの、変態会計に時間取られてるあいだに気付いたら生徒会が消えてたんだよ」

「それからね〜もしかしたら、優ちゃん危ないかも〜って気付いて俺ら焦ったわけね〜」

「あげく、お前は電話出ないしな」

「もー、ほんま心配したでー!」



この4人の息ピッタリあったセリフにんん!?となりながらも謝る


いやぁー、まさか迷うとはねー…

悲しっ!!!



「ほんとごめん!!
あ、生徒会なら多分秋達とは反対のとこにいんじゃないかな。

会計の声聞こえたから」



秋達とは反対の方を振り向きながら会計がいたみたいだと教える



すると「やぁーん!編入生ちゃんってばぁ、俺の声もう分かんのぉ?やっぱりぃ、運命の赤い糸で結ばれてるからかなぁ?」と気持ち悪い言葉を頂いた



なにこれ。今ドMの変態が2人居る感じ?

ma・zi・de?



「おや、信も来てしまったんですか
まったく、君の声はとても魅力的なんだから気を付けて叫んでくださいよ?

これじゃ、みんなが集まってきてしまうじゃないですか」



こいつはまた都合のいい妄想を繰り広げているが、俺は徹底的に無視を決め込む

話すだけ無駄と悟った



「あぁ!要だぁ!
編入生ちゃんに何してたのぉ?」

「何って…まだナニもできてませんよ…」



会計と副会長(名前はどうやら要[Kaname]と言うらしい)は呑気に俺をヤれたかどうかの話をしてやがる



殴りてぇ…俺はノンケだぞ…