「はぁ…」



現在やっとの4時間目



眠いし、かといってねる?と聞かれると寝ないと言ってしまう

そしてなによりも、暇なのだ



小説なんかいつでもかけるわけじゃないしー。
ゲームもそんなやらないしー。



今は俺を見かねた秋がクロスワードパズルかをくれた


ありがとう、時間潰せそうだよとハイタッチしてからはや30分



三分の一ぐらいは解けたのではないだろうか


ふと、時計を見上げると授業が終わるまであと数秒



「先生今日はもう終わりましょう」



と、思わず心の声が大音量で漏れ出た



「はい?三春くんはそんなこと考えながら授業をうけてたんですね?」



にっこりと、この理科の先生はねちっこそうだ



「そんなわけ無いじゃないですかー
冗談です」



とりあえず笑いながら誤魔化す

お願い俺にその怒りをぶつけないで
ちょっと心の声が出ただけだから



「はぁ…まあ、確かにもう終わりですし
ここで、終わりましょうかね

じゃあ、ありがとうございました」



ぺこりとお辞儀だけし、教室から出ていく先生を見送るクラスメート


その顔は唖然。




「三春ー、お前よう怒られなかったな」

「あの先生ねちっこいって有名なんだよ」

「しかも、地味に怖いし」



やっと表情を取り戻したと思ったら次はざわめき出した


どうやら、おれの予想どうりあの先生ねちっこいようだ

でも、なんにしろ見逃してもらえてよかった



「優ちんおつかれさんー」

「いや〜ひやひやしちゃうじゃね〜の」

「幸運だね、優は」



中学からいるいつもの三人にも何故かさわぎたてられ少しめんどくさくなってきた



「んー。あ、昼飯食おう
ついでに順位みたいから、食堂で」



昨日のように保健室にでも行けば後から食堂に行くのがめんど気さくなるに決まってる


それに、ここの食堂がどんなんかみたい!!



「んー、じゃあ移動しよかー」