無自覚総受け腐男子くんの男子校生活!!【BL】

そんなこんなで、朝と変わらず騒ぎながら寮に戻ってきた


この学校に入ってからは静かな時間なんて極端に減ったな……と考える


部屋は相部屋だし、クラスでも席は近い。

それに海深も雲丹も水輝も俺に飽きないでいてくれるし、疎まないでくれるからとても楽しい


改めて、ホモだけで選んだこの学校だけど、良かったと何度も思う


そんな俺の心情を知らない海深は、早速ゲームをしようかと誘ってきた



「早速ゲームか」

「だって、秋はこれからご飯つくるやろー?水輝だって、勉強するだろうし……遊びたいやーん」



うだうだと言い訳を並べ立てるが実際は、勉強から逃げたいのが一番じゃないだろうか

くすくすと笑いながら海深を眺める



「まあ、いいよ」

「やったー!!」



そんな海深に何だかんだで甘い俺もどうかな?と考えながらゲームの準備をする


某TVゲームをゲーム機にセットしながら、お菓子とジュースをばっちり用意してくつろぐ準備は完璧だ


そんな俺たちを見ながら笑う秋と水輝


秋は夕飯の下ごしらえとキッチンに向かい、水輝はそろそろやるテストのために勉強を、と机に勉強道具をひろげている


海深が用意を終えたらしく、テレビがつく
早速表示される2のような文字


どうやら格ゲーらしく、キャラクターを選ぶ


海深はなにやら強そうな武道青年。

俺は線の細い吸血鬼男子。



思わずイケメンを選んでしまうのは性だ。